SPIRIT

創業の精神

創業の精神

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大正7年(1918年)、創業者・北川実夫が立ち上げた「北川船具製作所」。
その祖業は、当時の物流を支えた機帆船の「木製滑車」でした。

しかし、私たちが受け継ぐ創業の精神は、単に滑車を作っていたという歴史的事実ではありません。
その真髄は、創業間もない時期に下されたある決断の中にこそ宿っています。

「真に優れた製品をつくるには、自らの手で生み出さなければならない」

当時、滑車の性能を左右するベアリング部分は外部調達が常識でした。
しかし創業者は外注品に頼ることを良しとせず、木工屋にとって未知の領域であった金属鋳造への挑戦を決断します。

必要な技術がなければ、自ら創り出す——。
この内製化へのあくなき挑戦こそが、私たちを現在の多岐にわたる事業を行う機械メーカーへと進化させた原点でした。

滑車のために磨き上げたその技術は、やがてウインチ(巻上機)へ、都市をつくるタワークレーンへ。
そして世界のモノづくりを支える旋盤用チャックへと結実しました。
時代の変化を恐れず、木工から鉄工、そして高度な産業機械へ。

約100年前にひとつの滑車に込められた「進取の気性」は、形を変えながら今も北川鉄工所のDNAとして息づいています。
府中市から世界へ。
私たちはこれからも祖業の精神を胸に、技術の力で新たな価値創造への挑戦を続けてまいります。

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